春の七草って何②
2026年01月09日 18:44
百人一首の中に
「君がため 春の野に出て 若菜摘む わが衣手(ころもで)に 雪はふりつつ」
平安時代前期の光孝天皇の和歌があります。光孝天皇が皇子の時に、
「あなたのために、春の野に出て若菜をつんでいる。私の衣の袖に雪がしきりに降りかかることよ。」
と詠われていたとのことです。君とは恋人か、親交が深かった家臣ともいわれています。
これは、立春の頃、2月頃の情景を歌っています。
雪溶けの下から生えている野草こそ、春の七草です。実は1月はまだ生えてこないので、売っているのはハウス栽培されている春の七草です。太陰暦(月の暦)の正月は立春の前後の時期になります。
春の七草の薬膳の効能を簡単に
セリ /利尿して体にこもった熱を排泄。 熱によって充血した状態を冷まして改善。
ナズナ /熱を排泄し炎症をなくします。利尿しますが、のどを潤わして保湿します。
ゴギョウ /痰をきり咳をしずめます。利尿して熱を排泄します。水毒熱毒による神経痛関節痛を鎮めます。
ハコベラ /血流や体液の停滞を改善します。熱を排泄し炎症を鎮めます。
ホトケノザ /熱を排泄し炎症を鎮めます。皮膚の湿疹やかゆみを改善します。
スズナ(かぶ) /胃腸を元気にし呼吸を楽にします。水毒や熱毒を取り除きます。
スズシロ(大根)/消化を助け胃腸を活発にします。喉の炎症を鎮め痰を切ります。
冬は熱毒、水毒がたまり、血流が停滞しやすいので、巡りの障害になるものは取り除きましょう。
胃腸や肺の働きを助け、生命エネルギーの生産を活発にしましょう。
そして、本格的な春に備えましょう!でないと、春がつらくなりますよ!
ちなみに「立春」などの二十四節気は日本の言葉のように感じますが、実や中国古代の言葉で、太陽の動きを正確に計測して二十四に区切っているということです。これは、現代もそのまま適用されている区切りです。中医学・薬膳の理論は、この太陽の照度や日照時間と深く関わります。
